実践
インフォームド・コンセント

患者にとってよりよい医療提供のために


 患者にとって最善の医療の提供とは?  インフォームド・コンセントを考えるうえでのヒントと実践集.  インフォームド・コンセントの目指す目標は,患者にとって最善の医療を提供することです.そのために医師は医学情報の提供によって患者による自己決定をサポートする役割を果たさなければなりません.  著者らの聖隷三方原病院では,病院の玄関に患者の権利に関する宣言を掲げて,いち早くインフォームド・コンセントの概念を導入してきました.以来10年間にわたる病院をあげての実践からうまれたのが本書であり,専門家至上主義の対極にある「ICの考え方」を示しています.  総論と具体的な実践例などを中心に書かれた各論は,それぞれ実際の医療現場で遭遇するICについての一つの解決策を提示しています.医療のあり方に疑問を持ったり,悩んだりしたとき考えるヒントを与えてくれる,およそ医療に携わるすべての方々に読んで頂きたい好著です.

聖隷三方原病院 副院長 宮本 恒彦 編著

B5判・316頁・図65・表27

定価(本体6,500円+税)

ISBN4-8159-1658-6
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