内科医・産業医・関連スタッフのための
アルコール依存症とその予備軍
どうする?問題解決へ向けての「処方箋」

 ●アルコール依存症の診療に携わる,多くの内科医,産業医,関連スタッフは「対処法が分からず,困っている」のであり,困っている問題への「処方箋」さえ知れば,楽で正しい対応が出来るようになるのである.
 ●本書は,アルコール性臓器障害をめぐる「解決策」「連携・紹介」「積極性」「助け合い」「希望」をそうした方々に示すための「処方箋」である. 
  ●困っている問題とその原因を明確にして,その解決方法はどうすれば良いかを明らかにするために,「対応困難な事例」「離脱期への対応」を中心テーマとし,連携医療・紹介に取り組むための指針を示す.
  ●対応困難な事例については,アルコール専門医療機関から具体的な症例を報告して解決法があることを伝える.離脱期への対応ではセルシンの予防投薬の普及などを提唱する.
  ●随所に「事例」として,実際に見られる酒害の凄さを提示,アルコール性臓器障害の背景にあるアルコール依存症や関連した問題の深刻さを知ることにより,内精連携・紹介へのモチベーションが高まることを考慮してある.
  ●「アルコール依存症への介入法を知りたい」という声に答え,内科医,産業医,関連スタッフ,MSW,看護師が行う介入の実際を紹介する.
  ●アルコール依存症の予備軍(有害使用者)がアルコール依存症になることを予防する対応策も加えている.
  ●執筆陣は,アルコール依存症・アルコール性臓器障害に連携して取り組み,実際の成果を上げてきた内科医,精神科医,コメディカルの方々である.
  ●本書を手にすることで,アルコール性臓器障害治療が見通しの明るいものとなり,無用な苦労を減らすことができると確信しています。
編集:猪野亜朗(三重県立こころの医療センター診療部長)
   高瀬幸次郎(川村病院院長)
   渡邉省三(三重大学保健管理センター教授・所長)
B5判 240頁 図21 表40

定価 4,830円(本体4,600円+税)

ISBN4-8159-1679-9
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