綜合臨牀 2006年3月号
特集:対がん戦略
定価2520円(本体2400円+税5%)
<展 望>
21世紀初頭に期待されるがん対策 末舛 惠一
<解説−がんの本質にせまる>
がんの基礎研究がもたらしたものと
将来展望 鶴尾 隆
データベースの整備
−基礎研究・臨床研究 山口 直人
疾患モデル 樋野 興夫
がん細胞と宿主免疫応答機構 小林 昭彦
ピロリ除菌と胃ガン抑圧
−見えてきた分子機構 西田 勉
放射能と発がん 野村 大成
<トピックス>
わが国におけるたばこと健康に関する
行政・制度の沿革 瀬上 清貴
肝炎ウイルスワクチンの有効性は
どこまで期待できるか 森石 恆司
アスベスト曝露による
中皮種・肺癌の発生 井内 康輝
途上国のがん対策 嶽崎 俊郎
<検診の再評価>
細胞診による子宮頸がん 青木 大輔
マンモグラフィーと乳がん検診 遠藤登喜子
胸部X線検査と高危険群に対する
喀痰細胞診の併用による肺がん検診 鈴木隆一郎
便潜血検査と大腸がん 斎藤 博
胃X線検査・ペプシノゲン法 大畑 博
Helicobacter pylori除菌による
胃癌予防 加藤 元嗣
前立腺と直腸診 鈴木 和浩
<希望と現実の乖離−環境問題>
有害大気汚染物質による大気汚染 内山 巌雄
発がんに関与する因子
ディーゼル排出粉塵と大気粉塵 早川 和一
食品添加物と
農薬の発がん性とそのリスク 西岡 一
<終末医療とQOL>
緩和医療の期待と現実−そして今後 江口 研二
疼痛緩和−医療関係者再教育 川股 知之
<今月の論壇>
喫煙問題の現状と課題 北村 諭
<グラフ>
初歩から始める心電図のみかた
10.U波の異常のみかた 小沢友紀雄
心エコー診断の実際
14.長期間,拘束型心筋症と
診断・治療されて心不全症状に苦しんだが
心膜剥離術により著明に改善した収縮性
心膜炎の一例 加藤 靖周
胸部X腺画像の読み方
14.特発性間質性肺癌 小西 建治
内視鏡で診る 消化器の実践診断学
6.上腹部痛を訴えた65才男性 畠 二郎
<診断の指針・治療の指針>
アルツハイマー型認知症の早期診断 水上 勝義
微熱が続く患者の診かた 松井 征男
急性胸痛の評価 高木 厚
肺繊維症と肺癌 弦間 昭彦
ペットなどからSARSが感染する
可能性について 山田 章雄
尿路結石の再発予防法 宮澤 克人
急性ヒ素中毒 井上 尚英
変動する感音難聴 井上 泰宏
<症例>
上部消化管造影検査を契機に食道裂創
を発症したアカラシアの1例 島 千春
Inflixmab維持療法中に妊娠・正常
分娩に至ったクローン病の一例 須河 恭敬