もっと腟式手術を　目次

何よりもまず腟式に

第１章　安全確実な腟式手術のための準備

　Ａ．切開点の安全

　　１．a点の確認

　　２．b点の確認

　　３．c点の確認

　　４．d点の確認

　　５．e点の確認

　Ｂ．尿管の安全

　Ｃ．直腸の安全

　Ｄ．膀胱の安全

第２章　大きな子宮筋腫の腟式分割摘出

　Ａ．基本的な方針

　　１．確実なCCL

　　　１）ダブルペアン挟鉗法

　　　２）縛りしろを十分に

　　　３）重ね締め

　　　４）安全結紮またはジッヘルナート

　　２．自己血貯血

　　３．隣接臓器の損傷を避けるために

　　　１）膀　胱

　　　２）直　腸

　　　３）尿　管

　Ｂ．手術操作

　　１．Liquid Tourniquet

　　２．子宮腟部の輪状切開

　　　１）まずダグラス窩をクーパーで

　　　２）次に子宮腟部前面をクーパーで

　　　３）腟部側面は電気メスで

　　３．下部靭帯の切断

　　　１）まず仙骨子宮靭帯を

　　　２）次に膀胱子宮靭帯の処理

　　　３）基靭帯の処理は下部と上部の２回に分けて行う

　　４．子宮摘出

　　　１）子宮頸部切断

　　　２）体部分割摘出

　　　３）オリエンテーションが大切

　　５．腹膜を閉じる

　　６．腟粘膜縫合

第３章　子宮脱の手術

　Ａ．子宮全摘と前腟壁形成

　　１．まず前腟壁を縦切開する

　　　１）縦切開の範囲と開始点

　　　２）縦切開の厚さ（膀胱筋層の確認）

　　　３）縦切開の完成

　　２．次に膀胱を剥離

　　　１）前方腹膜の開放

　　　２）膀胱剥離完成

　　３．子宮全摘

　　４．腹腔閉鎖と腟脱の予防

　　５．膀胱腟中隔の剥離（層の見分け方）

　　６．膀胱底の作り方

　　７．腟粘膜の縫合

　Ｂ．後腟壁形成

　　１．腟粘膜の剥離と切除

　　２．直腸瘤がひどい場合

　　３．肛門挙筋縫合

　　４．腟と合陰の縫合

第４章　卵巣嚢腫の腟式核出と摘出

　Ａ．卵巣嚢腫核出術

　　１．ダグラス窩から

　　　１）ダグラス窩の開放

　　　２）嚢腫の確認

　　　３）液漏れ対策

　　　　（１）吸収パッド

　　　　（２）患者の体位

　　　　（３）穿刺孔の移動

　　　４）内容物の吸引排出と嚢腫牽出

　　　５）嚢腫核出

　　　６）卵巣修復

　　　７）閉　腹

　　２．膀胱子宮窩から

　　３．子宮全摘時に

　Ｂ．卵巣嚢腫摘出術

第５章　卵巣多孔術

第６章　腟式卵管不妊術

　　１．腹腔開放

　　２．卵管牽出

　　３．閉　腹

　　参考：経臍部卵管結紮術（Mark‐内田）

　　４．操　作

次善としての腹腔鏡下手術

第７章　吊り上げ式腹腔鏡下卵巣嚢腫核出

　　１．吊り上げ器を装着

　　　１）臍部切開

　　　２）創面の保護

　　　　（１）腹膜で

　　　　（２）ラッププロテクター

　３）吊り上げ器の装着

　　２．操作孔の切開

　　　１）皮膚切開

　　　２）筋膜切開

　　　３）腹膜切開

　　　４）創面の保護

　　３．嚢腫内容の吸引排出

　　４．嚢腫を体外へ

　　５．嚢腫のカプセルを核出

　　６．卵巣修復と還納

　　７．閉　腹

主として腟式手術のための新案器具

第８章　新案器具のいろいろ

　Ａ．長葉腟鏡

　Ｂ．ダグラス窩圧排鉤

　Ｃ．直角ミューゾー鉗子

　Ｄ．卵管把持鉗子

　Ｅ．卵巣把持鉗子

　Ｆ．吸水パッド

　Ｇ．深部糸結び器

　Ｈ．尿管マーカー

　Ｉ．大バルーン膀胱カテーテル

　Ｊ．吊り上げ器

索　　　引

参考図書（文献）