ステロイド薬の使い方 目次

 

I.副腎皮質ステロイド総論

 1.コルチコステロイドの構造

 2.コルチコステロイドの生合成・分泌調節・代謝

 3.コルチコステロイドの作用機序

  1◆ステロイドホルモンの作用発現機構

  2◆コルチコステロイドの生理作用

  3◆コルチコステロイドの薬理作用

 

II.合成ステロイド剤

 1.主な合成ステロイド剤の種類と構造活性

  1◆C-1,C-2間の二重結合:プレドニゾロン,プレドニゾン

  2◆C-6αのメチル化:メチルプレドニゾロン

  3◆C-9αのフッ素化:フルドロコルチゾン

  4◆C-9αのフッ素化+C-16の修飾:トリアムシノロン,デキサメサゾン,ベタメサゾン

  5◆C-6αフッ素化+C-16αのメチル化:パラメサゾン

  6◆C-21のエステル化:水酸化製剤

  7◆C-17α,C-21のエステル化:皮膚外用剤,吸入剤

 2.薬理作用

  1◆合成ステロイド剤の薬理作用

  2◆合成ステロイド剤の薬理動態

 3.合成ステロイド剤の薬理動態

  1◆呼 吸

  2◆血流内での動態

  3◆代 謝

 

III.グルココルチコイド療法

 1.薬理動態

  1◆血中存在様式

  2◆薬物動態

 2.投与法

  1◆連日投与法

  2◆間歇投与法

  3◆ステロイドパルス療法

 3.副作用と対応

 4.ステロイド離脱症候群

 

IV.診断的用法および治療

 1.診断的用法:デキサメサゾン(Dex)抑制試験

  1◆標準法(Liddle法)

  2◆迅速法(Overnight法;Nugent法)

  3◆低用量Dex抑制後のCRH試験(Dex-CRH試験)

 2.治 療

  1◆補充療法

  2◆下垂体抑制療法

 

V.主な内科疾患におけるステロイド療法

 V-1.SLE

  1.はじめに

  2.治療を開始する前に

  3.期治療の選択

  グルココルチコイド治療法

 V-2.その他の膠原病

   1◆慢性関節リウマチ

   2◆全身性強皮症

   3◆多発性筋炎,皮膚筋炎

   4◆混合性結合組織病

   5◆血管炎症候群

   6◆Beet病

   7◆成人Stell病

   8◆Sjogren症候群

 V-3.血液疾患

  1.ステロイドが治療の中心となる血液疾患

  2.ステロイド以外にも治療法はあるがステロイドが単剤あるいは併用薬として用いられる疾患

  3.多剤併用化学療法の一つとしてステロイドが用いられる疾患

  4.作用機序・有効性は不明であるが時にステロイドが用いられる疾患

  5.その他,ステロイドがしばしば必要となる病態

  6.肝炎患者あるいはキャリアーにおけるステロイドの投与について

 V-4.腎疾患

   1◆微小変化型ネフローゼ症候群

   2◆膜性腎症

   3◆巣状子球体硬化症

   4◆IgA腎症

   5◆膜性増殖性糸球体腎炎

   6◆急速進行性腎炎症候群

   7◆多発性骨髄腫に伴う腎病変

   8◆クロオグロブリン血症における腎障害

   9◆急性間質性腎炎

   10◆薬剤性腎障害

 V-5.呼吸器疾患

  1.はじめに

  2.感染症

  3.慢性閉塞性肺疾患(肺気腫・慢性気管支炎)

  4.間質性肺疾患

  5.気管支喘息

  6.肺好酸球増多症候群

  7.過敏性肺炎

  8.サルコイドーシス

  9.Goodpasture症候群

  10.薬剤性肺炎

  11.放射線肺炎

  12.膠原病肺

 V-6.脳・神経疾患

  1.はじめに

  2.主な神経疾患におけるステロイド剤の使用

 V-7.甲状腺疾患

  1.甲状腺ホルモンの分泌・代謝

  2.ステロイド剤との相互作用

  3.甲状腺疾患におけるステロイド剤の使い方

 V-8.消化器疾患

  1.Crohn病

  2.潰瘍性大腸炎

  3.腸管原発悪性リンパ腫

  4.腸管Beh稿t病

 V-9.肝・胆道・膵

  1.ステロイド剤による強力な抗炎症効果および免疫抑制効果を利用した治療

  2.ステロイド剤中止後における免疫学的リバウンド現象を利用した抗ウイルス療法

  3.ステロイド剤の利胆作用を用いた治療

 

VI.内科以外の主な疾患におけるステロイド療法

 VI-1.眼科領域疾患

  1.アレルギー性結膜炎・花粉症

  2.春季カタル

  3.角膜移植後拒絶反応

  4.虹彩炎・虹彩毛様体炎

  5.Vogt-小柳-原田病

  6.視神経炎

 VI-2.小児科領域疾患

  1.はじめに

  2.小児に使用されるステロイドの種類と投与方法

  3.小児の気管支喘息

  4.小児の自己免疫疾患・膠原病

  5.若年性関節リウマチ

  6.血液疾患

  7.神経筋疾患

  8.その他 

 VI-3.皮膚科領域疾患

  1.内服療法

  2,外用療法

 

VII.各種病態時におけるステロイド療法

 VII-1.糖尿病

  1.糖質ステロイド治療患者およびクッシング症候群でみられる糖尿病の実態

  2.糖質ステロイド過剰による糖代謝異常のメカニズム

  3.糖尿病を伴う患者での糖質ステロイド剤の使い方

 VII-2.妊 娠

  1.妊娠母体

  2.胎盤移行

  3.胎児への影響

  4.妊娠中の投薬上の原則

  5.母乳保育中の母親に投薬する時の注意点

  6.副腎皮質ステロイド薬投与指針

  7.疾患別妊娠中の副腎ステロイド薬の使用指針

 VII-3.消化性潰瘍

  1.ステロイドと消化性潰瘍

 VII-4.外科手術

  1.副腎不全時の補充療法

  2.過大手術侵襲に対する術前ステロイド投与法

  3.臓器移植

  4.周術期のショック

  5.喉頭浮腫

  6.急性呼吸促迫症候群

  7.脳外科周術期

  8.口腔外科周術期

  9.整形外科周術期

  10.緩和医療

 VII-5.ショック

  1.敗血症性ショック

  2.過敏性ショック

  3.心原性ショック

  4.出血性ショック

 

VIII.ステロイド関連薬の臨床

 1.グルココルチコイド作用減弱

  1◆肝6β水酸化酵素を誘導する薬剤

  2◆その他のホルモンや生体の状況など

 2.グルココルチコイド作用増強

  1◆11β-hydroxysteroid dehydrogenazeを阻害する薬剤

  2◆その他の薬剤やホルモンなど

 3.スピロノラクトン

 

索 引