● 用 語
I 小児の発作性疾患と脳波
1.小児発作性疾患
2.てんかん診断における脳波の役割
3.てんかんの経過と脳波変化
4.熱性けいれんと急性脳症
5.てんかんと間違われやすい発作性疾患
6.病的意義のない脳波異常
II 脳波の基本的事項
1.電極配置と名称:10-20電極法
2.脳波導出法
3.脳波の要素
4.脳波異常
III 正常脳波
1.覚醒—睡眠サイクルと脳波:各stageで見られる脳波所見
2.年齢ごとの正常脳波
3.賦活脳波
IV 頻度の高い小児てんかんと急性脳症の脳波
1.中心側頭部に棘波を示す良性小児てんかん(BECTS、ローランドてんかん)
2.後頭部に突発波をもつ小児てんかん(CEOP)
3.欠神てんかん
4.点頭てんかん(West症候群、infantile spasms)
5.細分類不能の局在関連性てんかんと内側側頭葉てんかん
6.急性脳症・脳炎と熱性けいれん重積
V てんかん性異常波と間違えやすいnormal variant
1.熱性けいれん児に見られる非定型棘徐波(pseudo petit mal)
2.6Hz棘徐波複合(phantom spike)
3.6Hz陽性棘波、14Hz陽性棘波(14 & 6Hz陽性棘波)
VI よく見るアーチファクトと耳朶電極の活性化
VII 脳波記録時の心電図からわかること
1.不整脈や心伝導障害
2.脳波に混入した心電図や脈波の鑑別
3.体動やミオクローヌス
VIII デジタル脳波計の使い方
1.デジタル脳波とは
2.脳波設定条件
3.演習
参考1●瘤波とK複合波
参考2●睡眠導入剤の使用
参考3●BECTS関連疾患
参考4●後頭部突発波とPOSTS
参考5●不随意運動のミオクローヌスとミオクロニー発作
参考6●脳波オーダーのポイント
参考7●脳波レポートの1例
参考8●脳波の縮尺
診療のポイント1●初発発作の解釈と治療
診療のポイント2●てんかん治療における脳波検査の意味
診療のポイント3●発作症状からてんかん症候群を推定するポイント
付 録 脳波スケール