1 手術後のカラダの反応
生身のカラダ
2人のガードマン
脳は察知する
情動の変化
遠くへ波及する
虚血・再灌流傷害
血管内皮が傷害される
組織は低酸素となる
はやし立てる腸管
腸管が動かなくなる
腸管筋層で炎があがる
遠く離れた臓器に傷害
必殺技
自然免疫のトピックス
粘膜の共同戦線
腸内共生菌の貢献
天然の抗生物質
低酸素にめげない
転写因子HIF-1α
たくさん食べて
まとめ
2 カラダの知恵
1 火の手があがる
外科侵襲とは
「だれ」がケガ(侵襲)を感知するか
「受傷」信号は局所から脳へかけめぐる
細胞内信号伝達
炎症は秩序よく美しく
道を整備する
全身で支援する
2 脳はちゃんと知っている
ちがいが分かる
ストレスに対する神経内分泌反応
心とカラダをつなぐ視床下部
脳内でIL-1が増える
副交感神経経路
神経 - 内分泌 - 免疫の連携
脳が統合する侵襲反応
3 白血球が動く
細胞が歩く
細胞骨格
道しるべ
足場を置く
インテグリン
白血球が遊ぶ
白血球が動く意義
細胞どうしが会話する
4 血液が固まる
出血部位で炎症がおきる
血小板が集まる
凝固反応
凝固と炎症のキーマン
トロンビン受容体
もうひとつのトロンビン受容体
血栓を溶かす
凝固と炎症とは裏腹
アスピリン物語
深部静脈血栓症
5 七つ道具
抗菌ペプチド
パターンを知る
NADPHオキシダーゼ
TLR
好中球
補 体
食作用
IgA
6 熱の出方がナゼちがう
免疫応答遺伝子のちがい
「わたし」のマーク — MHC分子
MHC分子が読みとる抗原のちがい
MHC分子のちがい
ドンピシャリといかない抗体
多様性の創出
7 腸管を見直す
腸管の光と陰
トピックス
腸内細菌はナゼ必要か
免疫細胞の宝庫
ホーミング
パイエル板
共同戦線
黒衣 — 腸上皮細胞
内因性エンドトキシン血症
8 すべては蛋白質
情報伝達と蛋白質
遺伝子と蛋白質のおかしな関係
少ない遺伝子で頑張る
蛋白質の構造と機能
つくっては壊す
シグナルを伝える
9 糖が燃える
水素を抜く
エネルギーができる詳しい過程
ATP
寄生者としてのミトコンドリア
活性酸素とつき合う
外科のエネルギー論
10 もっと酸素を
手術で低酸素症となる
低酸素を感知する
転写因子HIF-1
突破口
炎症に関与するHIF-1
電子伝達系でできる活性酸素
虚血・再灌流
慢性肉芽腫症
抗酸化システム
活性酸素の貢献
11 周りに迷惑をかけずにお先にご免
アポトーシス
安全策
シグナルの要点
ミトコンドリア
わたしを食べて
12 全身に拡がる
オスラーの言
言葉の混乱
SIRS
サイトカイン嵐
バランスをとる