第1話 ■年寄りがわかる
【■1】 年寄りの生きざま
【■2】 年寄りとは?
【■4】 年寄りの診察では、老医は少なくとも話し相手になれる
第2話 ■「老いの神話」から「老いの実り」へと変革する
【■1】 世間の思っている老いとは虚構だ。もはや神話だ
【■2】 老いは、全世代がかかわる社会の開発と経済とにかかわる課題だ
【■3】 誕生日ケーキに100本のローソクを立てるのは、もはや難しくない
【■4】 百寿者の寝たきりを減らす方策
【■5】 百寿者の主な死因は感染症、その背景疾患は非感染症だ
【■6】 年寄りは粗食では長生きしない
【■7】 医師にして仁・百歳現役なれば、神に近し
第3話 ■年寄りを尊敬するか、やっかい者にするか? それらは互いの鏡像だ
【■1】 年寄りを扱うには2種類ある
【■2】 年寄りへの肯定的な差別と事実
【■3】 年寄りへの否定的な差別と事実
第4話 ■自立して暮らす気楽さと不安、のけ者になるのを恐れる
【■1】 年寄りの孤独は問題だ
【■2】 貴族だろうと平民だろうと、子どもはいらない
【■3】 年寄りの自立に先立つもの、それは情報とお金と健康だ
【■4】 医師の役割は年寄りの自立性を保たせることにある
【■5】 金銭の管理をしっかりとする
【■6】 車は年寄りのものだ。それができないとなると…
【■7】 いずれ1人暮らしはできなくなる
第5話 ■何がどうしてこうなったからこうすると言われても
【■1】 予防に金と時間をケチるな
【■2】 個人衛生に人はなぜケチるのか?
【■3】 医者ともあろう者が、酒を飲むとは何事だ
【■4】 80歳で歯20本は長寿の印
【■5】 適当な全身運動に1ドル投資すれば、3.2ドルも医療費が節約できる
【■6】 腰痛は看護・介護の職業病ではない。日頃が大事だ
【■7】 「年寄りの冷や水」は、脳にも身体にも効く
【■8】 「見守り」は危険がつきもの
【■9】 骨、関節そして筋肉が脆くなる
【■10】 転倒・転落は一大事
【■11】 年寄りの婚姻
【■12】 小便が近くて間に合わず漏らしてしまう。しかも便秘がちだ
第6話 ■年寄りは夢がある 希望がある そして持病がある〜♪
【■1】 今の75歳は100年前の65歳と同じだ
【■2】 年寄りの病気を診ると、その人の生きざまがみえてくる
【■3】 年寄りを正しく診断し適切な治療をすることは難しい
【■4】 老いのライフスタイルと環境を考える
【■5】 人口問題は医学の最大の難問だ
【■6】 虚弱な年寄りのQOLには質の高いケア施設が必要だ
【■7】 年寄り患者によい体位・悪い体位
【■8】 心筋梗塞や脳卒中を疑ったら救急車で「心筋梗塞・脳卒中センター」へ搬送する
【■9】 「どうしよう、この痛み!」
【■10】 安易に静脈点滴、経管栄養、胃瘻などをすべきでない
【■11】 年寄りの胃食道逆流症・嘔吐に注意する
【■12】 老化で特殊感覚は低下し障害される
【■13】 年寄りへの薬物療法のエビデンスは不十分だ。しかし徐々に改善されている
【■14】 年寄りには使用を避けることが望ましい薬がある
【■15】 老化による衰えをテクノロジーで補う
【■16】 死ぬのは仕方がないが、苦しみたくない
第7話 ■認知症と言われたくない
【■1】 認知症の診断には決め手がない
【■2】 認知障害の症状はさまざま
第8話 ■年寄りの戸惑い
【■1】 年寄りはことごとに戸惑う
【■2】 年寄りのうつ病
【■3】 声かけはドレミファ…の「ソ」の音階でする
【■4】 睡眠障害は精神障害のはじめかも知れない
【■5】 勘違い・物忘れ、せん妄、妄想・幻覚
【■6】 老いの自殺
第9話 ■年寄りの思い込みと周りの思いが違うとき
【■1】 年寄りの思い込みによる行動
【■2】 年寄りのする閉じこもり
【■3】 介護保険は本人の生活を支えるようにはできていない
第10話 ■ケアとは年寄りの機能を 高めることだ
【■1】 認知症への不安を、誰もが抱いている
【■2】 在宅医療は入院・外来に次ぐ第三の医療だ
第11話 ■病める年寄りは、わが身の鏡
【■1】 老化による身体の脆さを忘れない
【■2】 働けば健康を保てる。健康なら生産的になり得る
【■3】 生きざまを変えてゆく
【■4】 アルツハイマー病に怯える。では生きざまを変えよう
【■5】 全身運動を日頃からする
【■6】 食べて何をするか?
【■7】 室内の照明は明るくする
【■8】 熟眠する
【■9】 禁酒・禁煙
【■10】 新しいスキルを始めよう
【■11】 薬を飲む