第1部 免疫細胞療法とは
1. 増え続けているがん
2. 免疫細胞の種類
3. がんの免疫療法
1・免疫細胞療法の特徴
4. 特異的免疫応答
5. 樹状細胞ワクチン療法
6. CTL療法
1・α62T細胞療法
2・腫瘍細胞の認識機構
3・γ64T細胞療法
7. がん免疫細胞療法の課題
8. 自由診療と先進医療
9. 再生医療における制度的枠組みの問題点
第2部 免疫細胞療法の実際
1. エピソード
2. 免疫療法との出会い
3. アメリカでの研究の始まり
1・モロニーMSV誘発腫瘍について
2・担がん12日目の脾臓細胞の免疫への関与
3・担がんマウス腫瘍所属リンパ節
4・抗T cell抗体(Ty1.2)とILの効果
4. 帰国後の転機 IL-2の登場
5. 肺がん所属リンパ節の役割と機能
6. 千葉県がんセンターでの新たな試み
7. リンパ節の培養方法
8. 肺がんの診断と治療
9. 術後肺がんの免疫化学療法
10.術後免疫化学療法のプロトコール
11.免疫療法の実際
12.副作用
13.細胞の投与方法
14.術後成績について
15.細胞数と予後との関係
16.再発とその後の治療
1・腫瘍マーカーの上昇した症例
2・肺内転移再発例
3・脳転移再発例
4・がん性腹膜炎の症例
5・気管内転移例
6・分子標的治療との併用例
17.腫瘍による免疫抑制機構
1・がんと免疫の相互関係
2・免疫抑制メカニズム
3・まとめ
18.免疫細胞療法の効果判定
19.これからの免疫療法の方向性
1・多様性(heterogeneous)のあるeffecter cellや抗体
2・免疫抑制シグナル、制御性細胞(regulatory cell)の抑制
3・化学療法、放射線療法、手術療法との併用
4・分子標的治療との併用
5・まとめ