第1部 抗菌薬選択の要点
1 目標を定める—病原菌推定〜確定
2 病原菌の抗菌薬感受性と抗菌薬の抗菌力との関係—感性susceptible(S,+++)の意味
3 抗菌スペクトルが広ければ良いとは限らない—抗菌スペクトル広狭の意味
4 消化管から吸収されない抗菌薬
5 尿中へ排泄される抗菌薬
6 糞便中へ排泄される抗菌薬
7 髄液への移行性が良い抗菌薬は少ない—「血液-脳関門」
8 細胞内移行性が良い抗菌薬は限られている
9 抗菌薬の多剤併用療法
10 抗菌薬を変更する際に検討すべき3点
11 細菌の構造—抗菌薬の作用機序ならびに耐性機序を理解するために
第2部 抗菌薬の特徴
1 ペニシリン系抗菌薬の特徴
2 セファロスポリン系抗菌薬の特徴
3 その他のβ-ラクタム系抗菌薬の特徴
4 グリコペプチド系抗菌薬の特徴
5 アミノグリコシド系抗菌薬の特徴
6 マクロライド系抗菌薬とその類似薬の特徴
7 テトラサイクリン系抗菌薬の特徴
8 その他の蛋白合成阻止性抗菌薬の特徴
9 キノロン系抗菌薬の特徴
10 スルファメトキサゾール・トリメトプリム合剤の特徴
11 抗結核薬の特徴
12 抗菌薬の要約
第3部 抗菌薬選択の実際:経験的治療と特効薬治療
I . 経験的治療
II . 特効薬治療
1 菌血症の抗菌薬療法
I . 菌血症の経験的治療
II . 菌血症の特効薬治療
2 感染性心内膜炎の抗菌薬療法
I . 感染性心内膜炎の経験的治療
II . 感染性心内膜炎の特効薬治療
3 髄膜炎の抗菌薬療法
I . 髄膜炎の経験的治療
II . 髄膜炎の特効薬治療
4 急性中耳炎・副鼻腔炎の抗菌薬療法
I . 急性中耳炎の抗菌薬療法
II . 急性副鼻腔炎の抗菌薬療法
5 肺炎の抗菌薬療法
I . 肺炎の経験的治療
II . 肺炎の特効薬治療
6 腹腔内感染症の抗菌薬療法
7 胆嚢炎・胆管炎の抗菌薬療法
8 消化管感染症の抗菌薬療法
I . 消化管感染症の経験的治療
II . 消化管感染症の特効薬治療
9 尿路感染症の抗菌薬療法
10 骨盤内感染性疾患の抗菌薬療法
11 皮膚・軟部組織感染症の抗菌薬療法
12 骨髄炎の抗菌薬療法
I . 骨髄炎の経験的治療
II . 骨髄炎の特効薬治療
第4部 病原菌に最適の抗菌薬
1 グラム陽性球菌に最適の抗菌薬
2 グラム陰性球菌に最適の抗菌薬
3 グラム陽性桿菌に最適の抗菌薬
4 腸内細菌科に最適の抗菌薬
5 ヴィブリオ科に最適の抗菌薬
6 パスツレラ科に最適の抗菌薬
7 好気性グラム陰性桿菌に最適の抗菌薬
8 好気性グラム陰性球桿菌に最適の抗菌薬
9 嫌気性グラム陰性桿菌に最適の抗菌薬
10 スピロヘータ科に最適の抗菌薬
11 クラミジア科に最適の抗菌薬
12 リケッチア科に最適の抗菌薬
13 マイコプラズマ科に最適の抗菌薬
第5部 予防的抗菌薬療法
1 手術後の感染予防
2 感染性心内膜炎の予防
3 バイオテロ時の発症予防