1 心・血管病の分子イメージングの歴史、現状
T.分子イメージングの潮流
U.心血管領域における分子イメージングの現状
2 原理・方法
【1】 原理・装置
T.分子イメージング
U.計測装置―SPECT/PETを中心として―
V.心血管分子イメージングの実例
【2】 分子プローブの分子設計
T.核 種
U.合成化学・生物学・薬剤学的性質
V.心・血管病の分子イメージング用放射性分子プローブの分子設計の例
【3】 方 法
T.心筋梗塞の発症
U.梗塞病変の炎症所見
V.プラーク内の可能性あるトレーサの標的
W.現在研究中のトレーサ標的が可能な分子
X.マクロファージのイメージング
Y.血管新生のイメージング
Z.アポトーシスのイメージング
[.Cell traffickingの分子イメージングへの応用
\.当院でのカテーテル下での分子イメージングに関する取り組み
【4】 融合画像
T.融合画像の作成方法
U.CTとの一体型装置の出現
V.PET/MRIの出現
W.冠血流CTとの融合画像
【5】 対象臓器
a.癌
T.FDG-PETの保険適応とわが国の現状
U.FDGの癌集積機序とFDG集積の評価
V.FDGが集積しにくい癌
W.FDG-PETの臨床の実際
X.治療効果判定
Y.PETがん検診
b.心 筋
T.心不全の分子病態解明と分子イメージング
U.細胞移植治療と分子イメージング
c.血 管
T.動脈の構造
U.弾性動脈と筋性動脈
V.血管を栄養する血管
W.生理活性物質
3 心・血管病の病理
【1】 心筋炎・心筋症
T.心筋炎の組織学的診断基準と分類
U.心筋症の定義と分類
V.代表的な心筋炎・心筋症の病理組織学的所見
【2】 動脈硬化
T.ヒト冠動脈プラークの分類
U.不安的プラークの病理・病態
V.プラーク不安定化に関与するバイオマーカー
【3】 動脈瘤
T.動脈壁の構造
U.動脈瘤の生物学的特性
4 分子イメージングの基礎
【1】 FDG
T.2-デオキシ-2-[18F]フルオログルコース(18F-FDG)とは
U.18F-FDGを用いた不安定プラークのイメージング
【2】 MMP
T.動脈硬化病変の進展、血管リモデリングおよび病変の不安定化に果たすMMPの役割
U.不全心の病態進展および形成におけるMMPの役割
V.MMP分子イメージング
W.動脈硬化抑制治療のモニタリングにおけるMMP分子イメージングの有用性
【3】 アネキシン
T.アポトーシス
U.フォスファチジルセリン
V.アネキシンV
W.不安定プラークとアネキシンV
X.急性心筋梗塞とアネキシンV
Y.心不全とアネキシンV
Z.その他の心血管疾患とアネキシンV
[.今後の課題
【4】 心筋梗塞後のコラーゲン沈着の分子イメージング
T.心筋梗塞後の心筋リモデリング
U.心筋リモデリングを評価するトレーサ(▲99m▲Tc-CRIP)
V.梗塞モデルマウスにおけるCRIPイメージング
W.心エコーによる左室機能、左室内腔の変化の推移
X.病理学的評価
Y.抗RAA系薬剤による薬物治療後の評価
Z.まとめ
【5】 遺伝子発現
T.遺伝子発現イメージングの概念
U.さまざまなモダリティのレポーター遺伝子
5 心臓病の分子イメージング
【1】 心筋viability評価
T.心筋代謝
U.心筋viabilityの定義
V.心筋viabilityの臨床的意義
W.心筋viabilityの評価の基準
X.核医学検査による心筋viability検出
Y.各種核医学手法による心筋viabilityの診断精度
Z.各種核医学手法の予後推定における有用性
[.FDG-PET検査の臨床的意義
\.各種画像診断手法の心筋viability診断精度の比較
].その他の心臓核医学検査による心筋viability診断の試み
【2】 心サルコイドーシス
T.サルコイドーシスの病態・病理
U.症例提示
V.Gaシンチグラフィ
W.心筋血流SPECTおよび123I-BMIPP SPECT
X.18F-FDG PET
Y.心臓MRI
【3】 心筋炎・心筋症・心臓腫瘍
T.心筋炎
U.心筋症
V.心臓腫瘍
6 血管病の分子イメージング
【1】 高安動脈炎
T.概 念
U.疫学と病因
V.臨床症状
W.診 断
X.18F-FDG PET
【2】 動脈硬化
T.炎症と動脈硬化
U.分子イメージング
V.FDG-PET
W.FDG-PETによる不安定プラークの検出
X.動脈硬化の炎症に関与する因子
【3】 大動脈瘤・大動脈解離
T.大動脈瘤・大動脈解離について
U.大動脈瘤の分子機序・病態
V.分子イメージングについて
7 分子イメージングによる薬物治療の評価
【1】 副腎皮質ステロイド
T.副腎皮質ステロイド
U.血管炎症候群
V.血管炎症候群におけるステロイド治療の効果判定
W.心サルコイドーシス
X.心サルコイドーシスに対するステロイド治療の効果判定
【2】 スタチン
T.不安定プラーク
U.スタチン
V.画像診断
W.スタチンによる薬物治療の効果判定
【3】 プロブコール
T.背 景
U.プロブコール治療効果の18F-FDG PETによるイメージング
V.まとめ
【4】 その他
T.レニン・アンギオテンシン系阻害薬に対する薬物評価
U.コレステロール吸収阻害薬に対する薬物評価
8 将来展望
【1】 冠動脈プラークの分子イメージング
T.冠動脈プラーク(plaque:粥腫)とは
U.どのような冠動脈プラークがACSへ移行しやすいのか?
V.不安定プラークの病理組織像と2-deoxy-2-[F-18]fluoro-D-glucose(FDG)-PETとMDCT
W.ACSで現在わかっていること
X.ACSとMDCT
Y.不安定プラークとFDG-PET
Z.不安定プラークにおいて何が重要か? FDG-PETに期待される役割とは?
[.不安定プラークとFDG-PET/MDCT
\.冠動脈プラークにおける分子イメージングの将来展望
【2】 CTによる分子イメージング
T.CTを用いた冠動脈評価
U.ナノ粒子を用いた分子イメージング
V.Micro-CTを用いた分子イメージング
W.CTによる分子イメージングの今後の展望
【3】 MRIによる分子イメージング
T.分子イメージングとは
U.MRIによる分子イメージングの特徴
V.ナノテクノロジーを用いたMRIイメージングプローブの開発
W.心血管疾患におけるMRI分子イメージング
W.今後の展開