実写とイラストで学ぶ

外科手術手技図譜

実写とイラストで学ぶ外科手術手技図譜


著 者
監修:幕内 雅敏(東京大学大学院医学系研究科・
   
         医学部臓器病態外科学 教授)
著 者
編著:杉原 健一(東京医科歯科大学大学院
   
         医歯学総合研究科腫瘍外科学 教授)
著 者
編著:高山 忠利(日本大学医学部消化器外科学 教授)
著 者
編著:高井 計弘(前日本赤十字医療センター部長)
発行年
2006年11月
分 類
外科学一般
仕 様
A4判
定 価
定価 31,500円(本体 30,000円+税5%)
ISBN
4-8159-1768-X
特 色
 初期研修医および専門医を目指す若手医師を対象に,基本となる広範囲の標準手術を一冊にまとめ自分で執刀する際の教材となるように企画・構成された.外科手術に真摯に取り組む外科医が「手技の的確さ」・「進行の円滑さ」を求め,「手術の質」を高めるために常にそばに置いていただきたい手術教科書.

■ 主要目次

I  頸 部 1.頸部手術の要点 2.甲状腺手術の解剖    1)広頸筋後面を離する    2)肩甲舌骨筋は内頸静脈のすぐ前面にある    3)頸動脈鞘の構造を知る    4)反回神経の走り方は左右でちがう    5)副甲状腺はどこにある?    6)副神経は中斜角筋の前方を走行する    7)胸管を損傷しない    8)顔面神経下顎縁枝に注意する 3.甲状腺亜全摘術の実際   (1)体 位   (2)皮膚切開   (3)広頸筋下離   (4)甲状腺へのアプローチ   (5)内頸静脈の露出   (6)甲状腺の露出   (7)甲状腺の触診   (8)上極の処理   (9)総頸動脈の露出   (10)反回神経の遊離   (11)反回神経の喉頭への追求   (12)気管前リンパ節の郭清   (13)亜全摘   (14)内深頸筋部を中心とした郭清の方法   (15)閉 創 4.副甲状腺手術の解剖 5.副甲状腺腺腫摘除術の実際   (1)はじめに   (2)標準的手術方法   (3)皮 切   (4)アプローチ   (5)腫大副甲状腺を見つける   (6)甲状腺に病変はないか,隈なく触診する 6.頸部手術にともなう合併症 II  肺 1.右上葉切除術    1)開胸前にしておくべきこと    2)体位・開胸    3)胸腔内評価    4)肺門の胸膜切開    5)肺血管の離    6)右上葉肺静脈の処理    7)上幹動脈の処理    8)葉間の処理    9)上行動脈の処理    10)上葉気管支の処理    11)リンパ節郭清    12)閉胸前    13)閉 胸 2.その他の肺葉切除術    1)右中葉切除術    2)右下葉切除術    3)左上葉切除術    4)左下葉切除術 III  食 道 胸部食道癌の手術手技    1)体 位    2)皮膚切開    3)開胸操作    4)縦隔臓器の解剖    5)縦隔の郭清 IV  胃 1.手術に必要な胃の解剖    1)胃のリンパ流    2)胃の動脈とリンパ節    3)胃の重要な静脈とリンパ流    4)胃と周囲臓器の膜構造    5)胃の神経 2.代表的な胃の手術    1)早期胃癌に対する幽門側胃切除術(D1+β)    2)進行胃癌に対する胃全摘術(D2)    3)早期胃癌に対する幽門温存胃切除術(PPG) 3.胃手術の吻合法    1)Albert-Lembert法    2)Gambee法    3)漿膜筋層連続一層法    4)器  械  吻  合 4.胃手術の再建法    1)Billroth I法    2)Billroth II法    3)Roux-Y法    4)空腸間置術 V  肝・胆・膵 V-1.肝 臓    V-1-1)亜区域切除      V-1-2)中央2区域切除    V-1-3)右肝切除    V-1-4)左肝切除 V-2.胆 道    V-2-1)腹腔鏡下胆摘出術    V-2-2)胆道再建を要する肝切除術(胆管細胞癌に対する肝切除術) V-3.膵 臓    V-3-1)膵頭十二指腸切除    V-3-2)膵体尾部切除 VI  下部消化管 VI-1.右側結腸癌手術    1.右半結腸切除手術    2.回盲部切除術    3.横行結腸切除術 VI-2.左結腸切除術    1)体 位    2)開腹と術野の展開    3)S状結腸の授動    4)左横行結腸と脾結腸曲の授動    5)腸間膜の切離    6)腸管の切離    7)再建吻合    8)縫合とドレーン留置 VI-3.S状結腸切除術    1)体 位    2)開腹と術野の展開    3)S状結腸の授動    4)脾結腸曲の離    5)S状結腸の分離,下腸間膜動脈根部の離    6)左結腸動脈の離,下腸間膜動脈の結紮    7)腸管の切離    8)再建吻合    9)縫合とドレーン留置 VI-4.直腸癌手術    1)体 位    2)開 腹    3)S状結腸の授動    4)下腸管膜動脈根部郭清    5)S状結腸間膜・S状結腸の切離    6)骨盤内操作    7)腸管の切離と吻合操作    8)側方郭清    9)ドレーン VII 腎臓,尿管,膀胱,前立腺,尿路変向 1.腎 臓   1)解 剖   2)経腰式腹膜外腎摘除術   3)経腹膜式腎摘除術 2.尿 管   1)解 剖   2)尿管の同定および尿管下部での切断   3)尿管の端端吻合   4)膀胱尿管新吻合 3.膀 胱   1)解 剖   2)膀胱前・側隙を腹膜外操作で展開し,腹腔側から腹膜切開線と交通させる   3)膀胱部分切除例   4)膀胱全摘徐術 4.前立腺:逆行性恥骨後式前立腺全摘術   1)解 剖   2)前立腺全摘除術 5.尿路変向   1)回腸導管造設術   2)新膀胱作製術 付図文献 VIII  乳 房 VIII-1.胸筋温存乳房切除術(Auchincloss-Madden法)   1)乳房切除の麻酔   2)体 位   3)切開線の作図   4)消毒範囲   5)装置の設定   6)皮膚切開   7)切開時の止血   8)皮膚離   9)離のコツ   10)脂肪組織の切開   11)乳房の外翻   12)筋膜下の離   13)内胸動静脈貫通枝の処理   14)腋窩リンパ節の郭清   15)大胸筋筋膜の切開   16)小胸筋外側縁の切開   17)下胸筋神経の同定   18)小胸筋起始部の部分切離   19)深胸筋膜の切開   20)小筋膜背側(レベル II)の郭清   21)外側胸動静脈の結紮切離   22)レベル の郭清   23)肋間上腕神経の温存   24)肩甲下窩の郭清と長胸神経の温存   25)胸背動静脈周囲の郭清   26)乳房の離断   27)植皮の必要性の確認   28)止血の確認と洗浄   29)ドレーンの挿入   30)皮膚の縫合   31)ステリストリップで補強 VIII-2,乳房温存手術(2×4Iumpectomy)   1)乳管内成分について   2)乳房切除の麻酔   3)体 位 1.腋窩リンパ節郭清   1)腋窩の皮膚切開   2)大胸筋外縁の切開   3)小胸筋外縁の切開   4)下胸筋神経の温存   5)小胸筋の部分切離   6)深胸筋筋膜の切開   7)レベルIIの郭清   8)レベル  Iの郭清は腋窩静脈の上縁から   9)胸腹膜壁静脈の結紮切離   10)肋間上腕神経の温存   11)側胸部の処理:長胸神経の同定と温存   12)胸背動静脈周囲の郭清   13)浅胸動静脈の結紮切離   14)腋窩リンパ節を含む脂肪塊の切離   15)洗 浄   16)ドレナージ   17)皮膚縫合 2.2×4lumpectomy   1)適 応   2)切離線の設定   3)腫瘤の切除ラインの設定   4)皮膚の切開   5)皮下の離   6)乳腺の切開   7)乳腺後隙の離   8)乳腺からの切離   9)乳頭の抜芯術   10)止血と洗浄   11)乳腺の整復   12)閉 創   13)接着テープによる補強 IX  メッシュを用いた鼠径ヘルニア手術 1.PHS法(Prolene Hernia System法)   1)麻酔法   2)PHS法の手技 2.Plug法(plug and onlay patch repair) 3.Lichenstein法(tension-free hernioplasty with onlay patch) 4.Kugel  Patch法(低侵襲腹膜前到達法−inlay graft) 文      献

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