ISBN | 4-8159-1570-9 |
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書名 | 実地医家のための慢性関節リウマチの診療 |
編著者名 | 橋本 博史(編著)(順天堂大学膠原病内科 教授) |
目次 |
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本体価格 | 8,000円 |
仕様 | B5判 264頁/図113(カラー5)/表90 |
リウマチ科の標榜が実施されてから2年余り経ちましたが,慢性関節リウマチ(RA)はリウマチ科を標榜するリウマチ医にとって最もよく遭遇する疾患であります.現在,日本におけるRAの患者数は70万人とも100
万人ともいわれていますが,リウマチ白書によれば,発病後10年で日常生活動作の遂行能が30%失われ,20〜30年で50%失われるとされています.発症後の生活の質(QOL)
も著しく阻害され,その代表的な疾患ともいえます.また,生存余命も一般の人に比べ低いことが指摘されています. 一方においては,昨今の著しい医学の進歩に伴いRAの病態発症機序が次第に明らかにされ,それに伴う治療法の発展にもめざましいものがあります.これらの進歩が臨床へ還元されることにより更なるQOL
や予後の改善が期待されます.したがって,RAの診療にあたっては,最新の医療情報と手法をもとに,目の前の患者の病態を正しく理解し,適切な治療の選択を行い,日常生活動作や社会復帰を含むQOL
の向上が図らなければなりません.また,RAの類縁疾患には数多くのリウマチ性疾患があげられ,早期診断にあたっては的確な鑑別診断とその対応が要求されます.
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実地医家のための慢性関節リウマチの診療
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