ISBN | 4-8159-1560-1 |
---|---|
書名 | 老年期痴呆への対応 |
編著者名 | 大友 英一 浴風会病院 院長 |
目次 |
I.老年期痴呆とは
II.老年期痴呆の診断
III.老年期痴呆の治療
IV.老年期痴呆の経過,予後 V.老年期痴呆の予防
|
本体価格 | 8,000円 |
仕様 | B5版 215頁/105図/64表 |
序文 本書の刊行後,約13年が経過した.この間,老齢人口の増加とともに,老年期痴呆も増加しつつあり,ぼけ予防財団が「ぼけ予防10カ条」を作成,発表するなど,この疾患に対する社会の関心は高い.近々実施が予定されている介護保険においても,老年期痴呆が,とくにその重症度判定上大きな問題をはらんでいる. 老年期痴呆の増加のほかに,痴呆の型の割合も変化を示し,わが国で多数派であった脳血管性痴呆は減少傾向を示し,逆にアルツハイマー型老年痴呆の割合が大となるとともに,これとは異なる変性性痴呆,Lewy 小体型が稀ではないことがわかりつつあり,これについて記述した. また,痴呆の成因として Apolipo 蛋白,Amyloido β蛋白などが問題となっており,これについて論じた.また,検査法として Mini-Mental State Examination(MMSE),Alzheimer Disease Assessment Scale(ADAS)などを加え,また著者が命名した痴呆の Blickdiagnose に役立つ症候群,さらにぼけ予測テストも述べた. 本書が,痴呆の診療に役立つことを祈念するものである. | |
老年期痴呆への対応 |