ISBN 4-8159-1549-0
書名 最新・乳癌の診断と治療 新訂第2版
編著者名 泉雄  勝 群馬大学名誉教授・前東京女子医科大学教授 編著
主要目次 I.疫学と発生要因
    1. わが国の乳癌死亡率と罹患率
    2. 外国との比較
    3. 乳癌の発生要因
II.病理と病態
    1. 乳癌の病理
    2. 乳癌の各種病態
    II付.乳癌とホルモン
III.臨床病期
    1. 臨床病期分類の意義と種類
    2. 乳癌の病期分類
    3. 生存率の算出方法
    4. 臨床病期別の頻度
IV.乳癌の診断
    1. 問診
    2. 視診
    3. 触診
    4. 乳房X 線診断法
    5. 超音波検査法
    6. サーモグラフィ
    7. 乳管内視鏡検査法
    8. 細胞診
    9. 生検
    10. 乳癌の診断の進め方・まとめ
    IV付.集団検診と自己検診
    1. 集団検診
    2. 自己検診
V.原発乳癌の治療
    1. 総論
    2. 手術
    3. 術後補助療法
    4. 治療成績
    5. 局所進行癌の治療
    6. 予後因子
VI.再発乳癌の治療
    1. 再発の病態と治療方針
    2. 腫瘍マーカー
    3. 治療効果判定規準と臨床試験
    4. 放射線療法
    5. ホルモン療法
    6. 化学療法
VII.男子乳癌
    1. 概念
    2. 病因と病態生理
    3. 症候と診断
    4. 治療
索引
本体価格 18,000円
仕様 B5判 401頁 186図 175表
序文
 近年の乳癌の診断と治療における変貌と進歩はまことに目覚ましいものがあり,旧著は「最新」の名に適合しなくなった感が大となったので,永井書店のご協力を得て,全面的に見直し,新しい内容を盛り込んだ新訂第2版を刊行することとなった.
 この7年間の乳癌診療の進歩をみると,前版の序にも述べたように,近年になるほど加速が著しく,乳房温存療法を例にとっても,当時台頭したばかりであったものが,今日では全国レベルでも乳癌手術の20%を超えて,定着の段階に入ってきている.また,診断面においても各種の新しい手技や技術革新が導入され,さらに生物学的悪性度のマーカーを含む予後因子の領域でも分子生物学や遺伝子解析などの先端技術による基礎的新知見がいち早く臨床に取り入れられている.
 本改訂版では,これらの多くの調査資料の更新のほか,必要に応じて新しい項目の追加を行い,現段階における最も新しい内容を,広く内外にわたって盛り込んだ「乳癌学書」の決定版となることを心掛けたつもりである.
 21世紀を迎える新時代の乳癌の診療にたずさわる方々のために,本書がお役に立てることを念願する次第である.
最新・乳癌の診断と治療 新訂第2版


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