ISBN 4-8159-1548-2
書名 品切れ 小児の救急マニュアル
編著者名 田中 哲郎 国立公衆衛生院部長 編著
主要目次 I.小児救急総論
    1.小児救急医療の特徴/2.小児救急医療の問題点/3.小児救急の今後の課題
II.救急診療に必要な知識
    1.輸液療法/2.脱水症の輸液/3.輸血/4.意識障害の判定/5.呼吸困難の鑑別/6.緊急検査データの評価/7.患者搬送時の注意点/8.小児の集中治療のポイント
III.救急診療に必要な基本的手技および検査
    1.心肺蘇生法/2.静脈路の確保/3.胃洗浄/4.胸腔穿刺,腹腔穿刺/5.腰椎穿刺/6.各種チューブ挿入/7.止血/8.緊急検査
IV.主要症候に対する診断と救急処置
    1.発熱/2.喘鳴/3.呼吸困難/4.下痢/5.嘔吐/6.脱水/7.吐血,下血/8.黄疸/9.腹痛/10.血尿/11.浮腫/12.意識障害/13.けいれん/14.頭痛/15.ショック/16.出血傾向/17.チアノーゼ/18.発疹
V.救急疾患とその対応
    1.呼吸器疾患/2.消化器疾患/3.ウイルス感染症/4.細菌感染症/5.血液疾患/6.代謝性疾患/7.腎疾患/8.神経系疾患/9.アレルギー/10.境界疾患/11.事故/12.その他
VI.その他
    1.小児の薬用量/2.主な薬剤の投与量/3.死亡診断書の書き方
VII.付録
本体価格 8,000円
仕様 A5判 346頁 36図 80表
序文
 小児救急には現在多くの問題を抱えている.その主な点としては少子化,小児科入局希望者の減少,小児科医の高齢化,小児医療費の不採算性,救命センターにおける小児患者の受け入れ体制が少ないなどがあげられる.
 小児救急体制が確立されていないことより小児の専門医以外の医師が小児の救急患者を診療せざるを得ない地域や医療施設も多い.
 以上のことより小児の救急患者を診療する際に実践的で簡単なマニュアルが欲しいという要望がみられることより本書を出版することとした.
 出版にあたり小児救急の実地診療に役立つマニュアルとなることを目的とした.また,できるだけコンパクトになるように心掛けたため十分に説明できなかった点があるのではないかと心配している.
 治療するにあたり,まず,本書を参考に治療を開始し,少し落ちついた時点で成書をチェックし,診療を確実なものとしてもらえれば幸いである.
 本マニュアルは六甲アイランド病院小児科部長山田至康先生,北九州市立八幡病院救命救助センター小児科部長市川光太郎先生をはじめ多くの小児救急に熱心な医師のご協力により出版できたことを記し深謝したい.
 本書が小児救急医療に少しでも役立ち,病気の子ども達の苦しみを少しでも和らげることができれば幸いである.
小児の救急マニュアル


品切れ 前のページに戻る ホームに戻る