ISBN | 4-8159-1545-8 |
書名 | 消化器病 UP TO DATE |
編著者名 | 小林 絢三 大阪市立大学名誉教授 編集代表 |
主要目次 | 第1章 肝癌はどこまで解明されたか
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本体価格 | 13,000円 |
仕様 | A4変型 396頁 250図(カラー18) |
序文 生命科学の分野においては,一つの事象が明らかにされた場合,追試,ならびに議論を経て Consensus が得られるわけでありますが,その時点における一応の約束事が後世において否定されることはあるにしても,その折々の Consensus を明らかにすること(しておくこと)は,あらゆる層の研究者にとって極めて重要なことであります. 一方,その時点において Consensus が得られていない事象について,漠然と放置しておくのではなく,その中から明らかに対立する考え方(反対意見)を積極的に取り出し,整理することはもう一方で,極めて重要なことであります. C&Cで取り上げる話題としては,現在もその中心である肝癌,H. pylori,IBD ならびに膵石症を取り上げました.関連各学会との調整を経て,DDW - Japan 1996 ならびに第82回日本消化器病学会の基本的な特別企画として位置づけました. 内容を御覧いただきますと,今日的話題についての1996年春の時点における考え方,問題点,ならびに方向性が見事に結実したものとして評価しうると思っております. 最後に,当方の強引とも思われますコンセプトを快く受け入れられ,発表,かつ,おまとめ下さいました各演者,ならびに御発言いただきました先生方に厚く御礼申し上げます. 科学である医学は当然真実と事実が科学現象として錯綜して存在するなかで,あるものを受け入れ,あるものは否定しつつ,科学の世界は動き,進歩して行くのではないかと考えられます.医学の中に Consensus と Controversy の本当の概念が根づいてくれることを願って刊行の言葉とさせていただきます. | |
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