ISBN 4-8159-1544-X
書名 Hirschspurung 病類縁疾患
編著者名 岡本 英三 兵庫医科大学教授 監修
豊坂 昭弘 兵庫医科大学教授 編集
主要目次 序文/文部省科学研究費(総合研究A)研究班構成員名簿
  1. Hirschsprung病類縁疾患の研究班内集積症例の調査報告

  2. Hirschsprung病類縁疾患ー定義・名称・分類および診断・治療ー

  3. Hirschsprung病類縁疾患および関連疾患の臨床病理学的検討
    1. 壁内神経細胞の減少例または低形成例について
    2. 壁内神経細胞の未熟例について
    3. NID 症例について
    4. CIIPS 症例について
    5. 特異なHirschsprung病について
    6. 成人での壁内神経細胞異常症例について

  4. I消化管・壁内神経系の免疫組織学的および遺伝子学的研究
      ーHirschsprung病類縁疾患と壁内神経系の発達ー

  5. Hirschsprung病類縁疾患の電気生理学的検討

  6. Hirschsprung病類縁疾患の治療
編集後記/索引
本体価格 11,000円
仕様 B5判 226頁 169図 48表
序文
 本疾患群の解明が遅れているが,その理由として各施設とも本疾患のまとまった症例が少ないことが大きな要因の一つであり,本疾患の一層の病態解明と診断・治療の確立のためには全国的なグループによる共同研究が是非必要と常々考えていた.幸い平成3年度から3年間,文部省科学研究費(総合研究A)「Hirschsprung病類縁疾患の病態解明と診断・治療に関する研究」の研究班を私が研究代表者として組織する機会を得,研究分担者として15施設,および研究協力者として22の施設の先生方と共同研究を行った.この研究班で本疾患群に関し徹底的に研究・討論し,その病因・病態の解明,および診断・治療に関しなお不明の点も多いが,かなりの成果を得た.
 今回,この研究班内の研究成果をまとめ単行書として本書を出版することにした.本書の内容であるが,I 章では研究班内での本疾患の集積症例の調査研究結果を報告した.II 章ではさらにこれに基づいて本疾患群の定義・名称・分類につき班内で討論した結果を述べるとともに,診断・治療の概要についても班内での討論をまとめさせて頂いた.これら疾患群の定義・名称・分類・診断・治療については,必ずしも意見が班内で完全に一致したわけではなく,今回の報告では一部われわれの主観的意見も入っているが,班内の大略の意見の集約は得られたと思っている.
 第 III 章以下は,各論として本疾患群の臨床病理学的検討,本疾患群における壁内細胞系の特殊染色法や壁内細胞系の発達と本疾患の病因,本疾患群の腸管の電気生理学的研究,および本疾患群に対する治療について,各施設からの研究発表を収録させて頂いた.
Hirschspurung 病類縁疾患


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