ISBN 4-8159-1540-7
書名 PCO 症候群の診断と治療 <今日の治療>
編著者名 青野 敏博 徳島大学教授 編著
主要目次 I.疾患概念と病因
  1. PCO 症候群の概念と歴史
  2. PCO 症候群の病因
II.病態
  1. PCO 症候群の視床下部・下垂体 機能
  2. 卵巣機能
  3. 副腎機能
  4. PCO 症候群とインスリン
  5. PCO 症候群と成長因子
  6. PCO 症候群と遺伝
  7. PCO 症候群と免疫
  8. 病態生理のまとめ
III. 診 断
  1. PCO 症候群の各種症状
  2. PCO 症候群の内分泌所見
  3. PCO 症候群の画像診断
  4. PCO 症候群の卵巣組織所見
  5. PCO 症候群の診断基準
IV. 治療
  1. PCO 症候群と治療方針
  2. 肥満の治療
  3. 無月経の治療法
  4. 内服剤による排卵誘発
  5. 注射剤による排卵誘発
  6. 外科療法による排卵誘発
  7. PCO 症候群の予後
  8. 管理上の問題点
略語一覧
索引
本体価格 9,500円
仕様 B5判 212頁 83図 76表
序文
 今回「PCO 症候群の診断と治療」を編集するにあたって,基本的に本症の多様性を考慮に入れ,種々の側面から病態を解析し,患者のニーズに合った治療方針を立てるのに役立つよう心掛けた.
 本書は,I.疾患概念と病因,II.病態,III.診断,IV.治療の4部からなっている.第1部では本症の病因をQ&A形式で解説している点が理解を助けるのに役立つと思う.第2部では,本症の病態に関して,従来の内分泌異常に加えて,インスリン抵抗性,成長因子の関与についても詳述した.第3部では,日本産科婦人科学会の生殖内分泌委員会で新たに定めた,本邦婦人における PCO 症候群の診断基準の内容を解説した.第4部ではわれわれの教室で開発した FSH-GnRH パルス療法の PCO 症候群における良好な成績についても紹介した.
 いずれの章も最新のデータを網羅し,数値を明確に示し,その出典を明らかにすることにより,疑問点はさらに深く検討できるように配慮した.各章は教室のその分野の専門医が分担して執筆したが,編者が全体の統一性を保つよう努めた.
PCO 症候群の診断と治療 <今日の治療>


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